(仮訳)中国広東省において塩生植物のミルスベリヒユに生じたBipolaris属1新種
Zhang, J-Z. & Li, M-J. 2009. A new species of Bipolaris from the halophyte Sesuvium portulacastrum in Guangdong Province, China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2009/00000109/00000001/art00039 [Accessed August 21, 2019] 【R3-06513】2019/8/21投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

中国広東省においてミルスベリヒユの葉および茎に生じた菌を検討し、Bipolaris sesuviiとして新種記載した。
本種は分生子が類円筒形直線状で、一極から発芽することなどで特徴づけられ、分生子の形態が類似する種とは近縁ではなかった。
接種試験により本種がミルスベリヒユに病原性を有することを確かめた。
中国広東省湛江市

(新種)

Bipolaris sesuvii Jing Z. Zhang
語源…ミルスベリヒユ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Bipolaris indica
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じCochliobolus IIクレードに含まれる)
本種より分生子が短い
本種より分生子の幅が広い
本種と異なり分生子が類円筒形直線状ではなく短棍棒形直線状
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Bipolaris cynodontis
分生子のサイズが類似している
本種と異なり分生子が直線状ではなくほとんどの場合僅かに屈曲する
本種と異なり分生子の異隔壁数が5-9ではなく3-9、普通は7-8
本種と異なり分生子の発芽が一極ではなく二極で起こる
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(Cochliobolus IIクレードではなくCochliobolus Iクレードに含まれる)
Bipolaris perotidis
分生子の形状が類似しており直線状
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じCochliobolus IIクレードに含まれる)
本種より分生子の幅が狭い
本種と異なり分生子の異隔壁数が5-9ではなく3-7
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Bipolaris portulacae
ITS領域に基づく分子系統解析で近縁(同じCochliobolus IIクレードに含まれる)
本種より分生子が長い
本種と異なり分生子が類円筒形ではなく円筒形
本種と異なり分生子の異隔壁数が5-9ではなく8-11
ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される